夏の花サルスベリ*思い出
サルスベリの花は夏になると街路で美しく咲いています。
木の表面がとても滑らかで、他の木とは全く質感が違います。
サルが滑るくらいつるつるしている
ことから、サルスベリという名前がついたとも言われています。
この花が特に好きなのは、
尊敬していた茶道家の祖母から教えてもらった花の一つ
だからです。
実家のキッチンの外に家の間口の分ずっと植えられていました。
夏になると窓を開けて、サルスベリを見ながらキッチン仕事をしていました。
祖母はとても立派な商家の生まれで、現代にはいないようなとても上品な人でした。
話し方や仕草に文化と教養の高さが溢れていて、
とてもとても憧れていました。
私の名前を呼ぶ時の、他の誰にも真似できない独特の上品な間が、特に好きでした。
サルスベリは私にとってとても大切な祖母との思い出の花です*
*好きな本のご紹介*