【書評】遠野遥×BUCK-TICK 文藝 2020年冬季号*対談について
平成生まれ初の芥川賞受賞となった
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デビュー作が文庫化されました♬
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ですが、著者の遠野遥さんは
であることを今回発売の
文芸雑誌「文藝」2020年冬季号
で公表しました♬びっくりですね♬
親子そろってとても素晴らしい才能の持ち主♬
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※掲載紙の詳細の画像は、著作権の関係で掲載していません。実際にご購入の上、ご覧になってください。
CONTENTS
- 【書評】遠野遥×BACK-TICK 文藝 2020年冬季号*対談について
- デビュー10か月で芥川賞受賞♬芥川賞作家 遠野遥
- 独特の世界を表現する*BUCK-TICK櫻井敦司
- 対談の様子*互いを「櫻井さん」「遠野先生」と呼ぶ表現者たち
- 表現者としての先輩・後輩、そして、同じプロの表現者として
- 遠野遥作品は不安になる小説? 作品についての質問
【書評】遠野遥×BACK-TICK 文藝 2020年冬季号*対談について
文藝2020年冬季号では、
芥川賞作家 遠野遥さん × ミュージシャンBACK-TICK櫻井敦司さん
の親子対談が実現しました。
これまで親子であることを公表していなかったので、
文藝の発売日2020年10月7日にはとても話題になりました。
「櫻井さん」「遠野先生」と呼び合う
これまでにない表現者同士の親子の関係もとても素敵です。
まず、お二人の経歴からご紹介します。
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デビュー10か月で芥川賞受賞♬芥川賞作家 遠野遥
遠野遥さんは、2019年「改良」で文藝賞を受賞してデビューした
慶応義塾大学法学部卒の純文学の小説家です。
1991年生まれの28歳で、
平成生れ初の芥川賞作家
となり注目を集めています。
また、デビューからわずか10か月2作目の
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で、首里の馬 [ 高山 羽根子 ] さんと芥川賞を同時受賞しました。
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遠野遥さんは、長身痩躯の現代的な風貌と、
とても聡明で丁寧な物腰が印象的な小説家です。
独特の世界を表現する*BUCK-TICK櫻井敦司
櫻井敦司さんは、1987年BUCK-TICKのヴォーカリストとしてデビューし、
30年以上のキャリアのあるミュージシャンです。
独特の世界を表現する言葉(詞)と歌声が、
多くの人を惹きつけています。
わたしエマは、子供の頃にTVで見た時の
美しい人という印象が強烈に残っています。
少し上の世代になると、
身近にとても多くのファンの人がいるスター
として知っていたので、
文学好きの習慣で芥川賞受賞作を読んでいたわたしエマにとっては、
遠野遥さんと親子だったと知って、とても驚きました。
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対談の様子*互いを「櫻井さん」「遠野先生」と呼ぶ表現者たち
対談の様子は、とても静かな感じで、
男性同士の親子関係の独特の雰囲気が印象的です。
遠野遥さんは「櫻井さん」と呼び
櫻井敦司さんは「遠野先生」と呼ぶ
プロの表現者としてのリスペクトが感じられる関係が素敵です♬
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表現者としての先輩・後輩、そして、同じプロの表現者として
芥川賞作家となった遠野遥さんの
創作に対する姿勢を語り合うシーンがとても興味深いです。
また、息子さんである遠野遥さんが父親の櫻井敦司さんに
創作について質問したり、アドバイスを受けたりしたやりとりなど、
なかなか聞くことができないエピソードが語られています。
また、小説家の遠野遥さんと、作詞を手掛ける櫻井敦司さんは、
ともに読書についてそれぞれの好みを語り合うシーンなどもあり、
知性溢れるお二人の会話もとても魅力的です♬
*櫻井敦司さん愛読の田口ランディ、三島由紀夫の小説の一例*
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*遠野遥さん愛読の夏目漱石*
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遠野遥作品は不安になる小説? 作品についての質問
始終和やかな対談ですが、
その中で特にほほえましいシーンを一つご紹介します。
実際の体験なのだろうか?
と、読むと誰もが不安になるような作品です。
それについて、父親目線の心配なのか、
実体験なのかを質問する櫻井敦司さんの発言です。
櫻井「遠野先生は
ここに書かれてあるようなことを体験したのかな
…(中略)…
それは純粋に読者としての不安はなく、
別の視点からの不安があったかもしれません」
遠野「作品の中には、私の実体験や実人生はほとんどありません(後略)」
櫻井「安心しました(笑)」
個性的で魅力的な親子対談、ぜひ読んでみてください♬
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